上の図のように,正方形を4つの長方形に区切ったところ,長方形A,B,Cの面積はそれぞれ270,405,540㎠になりました。このとき,長方形Dのまわり長さは何cmですか。
解き方はいろいろありそうです。算数で解くもよし,方程式を使うもよし。
ヒントと解答は下へ。
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正方形という条件をどう生かすかがポイントです。AとBを合わせた長方形とAとCを合わせた長方形の長い方の辺の長さが等しいということだから…
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【解答1】
AとBを合わせた部分をAB,AとCを合わせた部分をACとすると,ACの面積:ABの面積=810:675=6:5です。ACとABの長辺の長さは等しいので,短辺の長さの比,つまりAの横:たても6:5であることが分かります。
仮にAの横が6cm,たてが5cmだとすると面積は30㎠。270㎠は9倍なので,たてとよこはそれぞれ3倍になります(相似比と面積比の関係)。よってAの横は18cm,たては15cmということが分かります。Aのたてが15cmということはCのたては30cm,Aの横が18cmということはBの横は27cmですから,長方形Dのまわりの長さは(30+27)×2=114cm。
【解答2】
Cの面積がAの2倍ですから,Dの面積はBの2倍の810です。ということは正方形の面積は270+540+405+810=2025です。2025は45の二乗ですから(なんでそんなことが分かるのかって?それを説明すると長くなるのでまた別の機会に…),正方形の1辺が45cmであることが分かります。あとは比例配分でBのよことCのたてを求めます。
【解答3】
Aの横:Bの横=270:405=2:3
Aのたて:Cのたて=270:540=1:2
正方形のたてとよこの長さは等しいので,上の比をそろえると
A横:B横=6:9,Aたて:Cたて=5:10
となり,A横:Aたて=6:5
あとは【解答1】と同じです。
【解答4】
方程式でも解けますね。
Aの横の長さを\(x\)とすると,\(Aのたて=\frac{270}{x}\),\(Cのたて=\frac{540}{x}\),\(Bのよこ=\frac{3x}{2}\)とおけるので,$$\frac{270}{x}+\frac{540}{x}=x+\frac{3x}{2}$$となり,これを解くと$$x=\pm18$$が得られます。もちろん\(x\)は正ですからAのよこは18cmと分かります。
【解答1】が思いつけばこれが一番早いかな?【解答2】は2025が45の二乗だと求めることができるのが前提です。中学生ならできるはずですが…。【解答3】がある意味一番素直な解き方ですかね。いかにも中学受験という感じです。【解答4】が一番簡単といえば簡単。ただし,厳密には二次方程式になるので中3以上対象ですね。324が18の二乗だということを覚えていたり,素因数分解で調べることができれば二次方程式を知らなくても答えは出せます。以前の投稿(ハコから飛び出たピザの面積)でも書いたんですけど,数学って便利ですね~。他の解法に比べると圧倒的に頭使ってませんね(笑)。でも,算数は算数でパズルを解いているようで楽しいし。いろんな解き方を考えてみるのも良いですね。